内容説明

タンタンは、その愛くるしい姿で、阪神淡路大震災で傷ついた神戸の人々や地震で親を亡くした子どもたちにも、笑顔と元気をくれました。タンタン自身にそんなつもりはないかもしれません。でも、毎日をめいっぱい生き、病気になってからも一生懸命トレーニングをする姿に、はげまされた人も多いのです。「日本一」の頑張り屋さん・復興を後押ししたアイドル。中学年おすすめ図書。

目次

タンタンの足あと１　神戸にパンダがやってきた
タンタンの足あと２　初代コウコウの帰国
タンタンの足あと３　上品で気むずかしいタンタン
タンタンの足あと４　タンタンの出産
タンタンの足あと５　賢いタンタンはトレーニング上手
タンタンの足あと６　中国に帰れるはずが　最後のイベント
タンタンの足あと７　お薬大作戦
タンタンの足あと８　タンタンの毎日
タンタンの足あと９　タンタンと育てたひまわり
タンタンの足あと１０　ありがとう、タンタン

著者等紹介

二木繁美［ニキシゲミ］
パンダライター。パンダがいない愛媛県出身。パンダのうんこを嗅ぎ、パンダ団子を食べた、変態と呼ばれるほどのパンダ好き。和歌山アドベンチャーワールドのパンダ「明浜（めいひん）」と「優浜（ゆうひん）」の名付け親。美術系の短大を卒業後、グラフィックデザイナーを経て、パンダライター・イラストレーターとして活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

出版社内容情報

日本全国にファンがいたパンダのタンタン。手足が短く小柄で丸っこいスタイルはパンダの中でも特に可愛いと評判です。神戸市に震災復興のシンボルとしてやってきたエピソードをはじめ、飼育員との心温まる交流や、ひまわりの種の活動、「日本一」といわれるほど頑張った毎日のトレーニングなど、タンタンのかわいさと人と動物のかけがえのないきずなを伝えます。心温まるノンフィクション。